化粧柱などの灰汁洗い・メンテナンスについて

2022.10.28

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
四日市市のダイシン塗装です。

現在は木材が外部に使用されている家もめっきり少なくなってきましたが、お家の中に和室をしつらえていたり、リビングに木の化粧柱があったりするご家庭は多いかと思います。
そこに使われている木材の表面、なんだか汚いな、と思ったことはないでしょうか。
木だから経年で黒ずむのは仕方ない、と思うには早計です。
実はその汚れ、落とせるんです!

今回のコラムでは、木部の黒ずみを取り除く「灰汁洗い」についてご紹介したいと思います。

■灰汁洗いとは

木材の灰汁洗いは、黒ずんだ表面の「アク」を取ることから「灰汁洗い」と呼ばれています。
木は外気・雨・手垢などで、年々汚れていき、最後には黒くなります。
寺社仏閣や古民家などは木造建築が多いため、古い建物なら木の部分が真っ黒になっていることもよくありますね。

灰汁洗いの工程としては、以下のような流れが一般的です。

1.灰汁洗い
弱酸性の過酸化水素水を主成分とした薬品を塗布し、しばらく置きます。
そうすると汚れが浮いてくるので、少しずつハケを使って水で洗い流し、これを2~3回ほど繰り返して、最後は薬品が残らないようにします。

2.染み抜き・漂白
灰汁洗いでは落としきれなかった汚れを薬品を使って染みを抜き、日焼けした部分を漂白させます。
染み抜きで使用した薬品の㏗を中和させる意味合いもあるので、漂白は必ず行います。

3.ささくれ・薬品の除去
作業中に生じたささくれを紙やすりなどで除去し、残った薬品をふき取ります。

4.仕上げ
保護用の塗料を塗り、長くきれいな見た目を保てるようにします。

■まとめ

灰汁洗いは内装に木材を使用している家はもちろん、アンティーク家具や和室の障子・窓枠・天井、ウッドデッキなどにオススメです。
夏の間に大活躍したウッドデッキ、新築時と比べるとぼろぼろになっていませんか?
ウッドデッキは適切なメンテナンスを行わないと、最後には崩れ落ちてしまうこともあります。
涼しくなったこの機会に、ご検討いただければ幸いです。

ダイシン塗装では、木部の灰汁洗いも承っております。
施工箇所に関しては要相談ですが、汚れの気になる場所があれば、ぜひお気軽にご相談ください!

無料お見積りはコチラ>> 

PAGE
TOP