【ダイシン塗装コラム】雨漏れはなぜ起こるのか?

2021.05.20

ブログをご覧のみなさま、こんにちは!
四日市市のダイシン塗装です。

戸建住宅にお住まいのみなさま、突然ですが、雨漏れがなぜ起こってしまうのかご存知でしょうか?
実は雨漏れ発生の原因には複数のパターンがあります。今回の記事でご紹介しますので、ご自身のお住まいのことを思い浮かべながら読んでみてください。

■ なぜ雨漏れが発生するのか?

雨水が建物のどこかから漏れ出てしまい、家の中へとポトン・ポトンと滴り落ちるのが雨漏れです。
雨漏れと聞いてパッと思い浮かぶのは「屋根」かもしれませんが、実はそれは昔の話。現在は屋根材の品質向上や工事技術が発展したこともあり、屋根ではなく壁や窓のサッシ、壁を貫通している給排水管の隙間から水分が浸入してくるケースが多いです。

例えば、屋根をつたって流れてきた雨水が壁の欠損部分から住宅内へと浸入した場合、浸入箇所と別の離れた場所との2箇所でシミができることが多く、そうした状況だと原因となっている箇所の特定は困難なのです。
また、水が滴り落ちているにもかかわらず、外部のどこにも欠損箇所が見つからない場合、最後まで調査してみると雨漏れではなく「漏水」や「結露」によるものだったというケースも。
それくらい、パッと見では原因の特定が難しいのです。

■ 雨漏れが発生しやすい5つのポイント

1. 屋根の壊れた部分

先ほど「屋根材の品質向上や工事技術が発展した」と記載しましたが、それでも屋根が直接雨風を受けた際のダメージは大きく、ヒビの発生や漆喰の崩れ、瓦のズレなどによって雨漏れが発生するケースは未だに多く見受けられます。
台風や地震などの自然災害と経年劣化によって、こうした症状はさらに深刻化し、雨漏れ発生の原因箇所となるのです。

2. ベランダのヒビ

屋根と同様に雨風の影響があり、なおかつ人の出入りがあるベランダは、防水塗膜が摩耗しやすく、ヒビなどのダメージが屋根や外壁以上に早く現れます。
さらに、ベランダの排水口が詰まっている場合、雨水が流れず溜まってしまい、小さなヒビから建物内に浸入してくるケースもあるため、要注意です。

3. サッシ枠と防水シートの隙間から

外壁をつたう水がそのまま住宅内へと浸入する箇所として挙げられるのが、サッシ枠と防水シートの隙間です。
通常、雨水などは外壁の表面を流れていきますが、経年劣化によってヒビ割れができている場合や、シーリングにわずかな隙間が発生していると、そこから雨水が浸入するケースもあります。
ただし、基本的にはそれ以上浸入させないように防水シートが貼られています。しかし、施工不良や経年劣化でサッシ枠と防水シートとの間に隙間が生まれると、そこから雨水が浸入してしまいます。

4. 給排水管

意外と見落とされやすいのが、給排水管。
サッシ枠と同様に、外壁と防水シートを貫通しているため、そこに隙間が生まれると雨水浸入の原因となってしまいます。

5. 天窓

以前に比べると、天窓も雨漏れしにくいように進化していますが、通常の窓で雨漏れが発生することを考えると「絶対に雨漏れしない」とは言いきれません。
10年に一度を目安に、シーリングにヒビ割れや縮みといった劣化が現れていないか調査したり、何らかの対処を施すことが重要です。

■ 日頃のチェックが大切

雨が降る以上、雨漏れを100%防ぐことはできません。
それでも、日々のチェックでダメージを最小限に抑えたり、発生の予兆を察知することは可能です。

✔外壁や屋根を目視で確認

見える範囲のみでOKなので、外壁や屋根をチェックしてみてください。
ただし屋根は高所にあるため、ご自身の危険を冒してまでする必要はありませんよ。安全を十分に確保できる状態でチェックを実施してくださいね。

▼チェックするのはこんなところ
□スレートや瓦にヒビが見られたり、ズレが発生していないか?
□シーリングが剥がれていないか?
□棟板金が浮いていないか?
□経年劣化している箇所が無いか?

後日、別でチェックリストをご紹介しますので、そちらも併せて使ってみてくださいね。

■ 終わりに

今回は、雨漏れに関する基礎知識をご紹介しました。
万が一家の中に雨水が浸入してきたとしても、住まい全体で雨漏れが発生するというわけではありません。しかし構造自体がかなり複雑化してしまい、専門知識を持っている人でも原因を特定できない場合があります。
日頃のセルフチェックも重要ですが、心配な場合はとにかくプロにご依頼いただくのが一番!
ダイシン塗装では、雨漏れ調査等も承っておりますので、ご不安な方は一度ご相談ください!

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